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2025年06月18日
部活動の地域移行

米原市 部活動地域移行シンポジウム 山東学びあいステーションで開催

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米原市 部活動地域移行シンポジウム 山東学びあいステーションで開催

6月15日(日) 山東学びあいステーションで、部活動の地域移行に係わるシンポジウムが開催されましたので報告さしあげます。

主催:NPO法人カモンスポーツクラブ様(横田仁理事長)

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらがチラシです。 ⇒ 部活動地域移行シンポジウム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いつも、ブログを書いて苦しく感じるのが、市議会議員現職であることからリンクを張れないことです。

リンクを張って、米原市のホームページ、カモンスポーツクラブ様のホームページを参照して頂けると、私のブログを読んで下さる方にとってさらに分かりやすいものになると感じています。

小学校、中学校、さらに下の年代のお子様を持つ保護者様の気になることと判断します。

よってリンクを張った状態に近づけながら、できるだけ分かりやすくお伝えすることにします。

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部活動の地域移行について

中学校の部活動は、過去から現在に至るまで各中学校の教員が、各中学校の体育館や運動場で指導されてきました。しかしながら、教員の負担が増すばかりで、今後は各中学校ではなく、例えばカモンスポーツクラブ様のようなNPO法人、米原市などが教員に代わり部活動の主体的な役割を目指すものです。

国の方針を受けて・・・上記は、国が令和2年9月に「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」を発表し、休日の部活動の段階的な地域移行等を推進する方針を示しました。令和4年12 月には、国のスポーツ庁及び文化庁が「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を策定したことを受けたものと解釈します。

地域移行した場合、私がとらえる問題点は保護者負担送迎がどうなるかです。例えば、市の公的施設(市民の血税から成り立っています)である中学校の体育館・運動場を今まで通り使えば、送迎に関しては今まで通りとなります。

教育的意義をそのまま継承するのであれば、これまで通り学校の教員に頼るのがベストと思っています。教育的意義を米原市教育委員会配下の教育者ではなく、例えば民間企業をバックにして誰かに前向きにやって頂いて、どこまで継承できるでしょうか。教員以外の優秀な方に継承したとしても、民間企業の資金力をお借りしても、100%継承することは残念ながら無理です。教育の意義を100%継承できるのは教員しかいないと思います。教育的意義は金銭でカバーすることはできません。教員免許を持つ人にしか出来ないと考えます。

よって、これからは教員の負担軽減スポーツ活動の環境整備のためとして、論じていきます。

米原市が様々な活動を展開しています。

■ 米原市がアンケートを実施しています。

  アンケート結果(あくまでも米原市が公表されているデータより)

  中学校教職員(指導者側)に対するアンケート結果

  ● 現状の部活動に「課題がある」とお答えされた教職員 100%です。

   その理由は、・部活動の指導に時間を割かなければならない ・休養がとれない

   ・授業の準備に十分な時間が取れない(米原市の所感と思われる)

  ● 学校教育に部活動は必要か、「必要だと思う、どちらかというと必要だと思う」:「必要だと思わない、どちらかというと必要だと思わない」 = 40%:44%

   前問のような「課題がある」、しかし教育的な意義を強く感じるていることから 二分されたと思われる(米原市の所感と思われる)

  ● 部活動の地域移行について賛成:70% 

   教員がかなりの負担を感じていらっしゃるアンケート結果と思います。

  中学校「保護者」の部活動に関する意識調査

  部活動の地域移行について「賛成、どちらかといえば賛成」は53%

  私がPTA会長をやらせて頂いている時に感じていたことが、そのままでた結果です。保護者の教職員への思いやりは根強くあります。教員以外に部活動を移行して、教員の負担軽減ができるのであれば「賛成」という保護者の思いやりと解釈します。

  中学校生徒の部活動に関する意識調査

  ● 現状の部活動の満足度として、「十分満足している、満足している」生徒が83%

  ● 自分が希望する種目が自校にない生徒も自校の部活動に所属している生徒は、10%

  ● 学校の部活動以外のスポーツや芸術活動に所属している生徒は、25%

    ご自身がどうしてもやりたい種目又は芸術活動に参加する為、実に4分の1の生徒が学校終了後に学校以外の活動に参加している。

教職員側、保護者側の意見が大方一致していることから、大きな視点で子どものニーズに目を向けながら地域移行しようという考えでこの話は進んでいると思います。

すでに米原市部活動地域移行検討委員会が発足されており、委員長には長谷川尚己氏(びわこリハビリテーション専門職大学客員教授、滋賀県教育委員会)が就任されています。

米原市部活動地域移行検討委員会が米原市へ提出された答申書には次のことが書かれています。「子どもたちが自分のニーズに合わせた活動に安心して取り組めるということを重視して、新たな環境整備を進めることを強く要望します。 」

 子どもたちが自分のやりたい種目又は芸術活動をやっていけることを、米原市に求めたことになる。ここに教育的意義の継承も加えて頂きたいのが私の本音です。

今後は以下が重要と思われます。

移行に関しての問題点をどれだけ解決していくか

 ・子どものニーズに応えること

  子どもに寄り添ったことを推し進めようとされている。 答申書を受けた米原市教育委員会だけでやっていけることではなさそうだ。 答申書を提出された米原市部活動地域移行検討委員会も含め、 地域ぐるみで解決していかなければならない。  

 ・保護者負担

  教育機関以外がスポーツ、文化、芸術を主催されるわけですから、保護者の負担が生じる可能性は大きいと思います。例えば、スポーツ米原クラブ(仮のクラブ名)でスポーツする為には、月に3000円を保護者がクラブに支払う必要があるなどです。スポーツ米原クラブが有料の施設で、有料の指導員で運営される場合にはおそらく必要になります。

  保護者負担を抑える為には、民間企業にスポンサーになって頂くのが一番力強く感じます。企業が慈善活動できる場合はトヨタほどの資金力があればの話と思います。滋賀県で考えると私の古巣のヤンマーホールディングス(株)です。ヤンマーホールディングスは米原市に対して友好的な態度を取っておられます。可能性がゼロではないと思っています。

  現にカモンスポーツクラブの横田理事長は民間企業の参入が必要と仰っていました。

  ・設備、場所

  先にも申し上げた通り、これまで通り市民の血税で成り立っている公的施設でやるべきです。具体的には、中学校の体育館、運動場です。これによって、保護者の送迎はこれまで通りになります。

岐阜県羽島市で現実に部活動の地域移行に成功された中尾聡氏も同じことを仰っていました。他の施設に移行したら、・さらに送迎が楽になる ・子どものスポーツへの取組方がさらに強くなる とすれば変わってきます。このようなことがない限りにおいては、市民の血税の公的施設である中学校の施設を利用することが、金額的に一番利にかなっています

終わりの時間がこれまで通り同じだとすれば、送迎による保護者負担は移行によること以外の理由になります。移行による問題点ではなくなります。無視してはいけません。例えば、お子様は強く部活動をしたいが、共働きで送迎できる人がいないとなると深刻な問題点ですが、同じ地域移行の中で考えるべきものかとなると疑問に思います。

今回はここまでとします。

大きな流れをご理解頂けたでしょうか。

国の方針を受けた部活動の地域移行とは何か。アンケートからみえてきた実態、そしてどんな課題があるか。課題に向けて今後やっていかなければならないこと。大きく3つについて、私なりに分かりやすく整理してみたが、長文になれば、その分かりやすさは低減します。そのことを了解頂き、本ブログは終わりとします。私に対して質問、提言があれば、いつでもお受けします。

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住み続けた経験をに、育ててもらった感謝を胸に、

「何より市民の生活が一番!何より市民の幸せこそが一番!」

宮川泰(やすし): 米原市議会議員

関西大学工学部卒、米原高校普通科卒

職歴 ) 滋賀県立大学、 ヤンマーホールディングス(株)

生い立ち)米原市生まれ、米原市育ち

地域)R6山東小学校PTA会長、近江長岡大好きクラブ役員

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