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2025年05月25日
行政視察

未来の為に語り継ぐー福島県相馬市行政視察

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東日本大震災を未来の為に語り継ぐー福島県相馬市行政視察

福島県相馬市2日目のことをお伝え致します。

間一髪で救出された、当時民宿いがらしのA子さんが当時のことを教えて下さいました。

向かって左から2人目が私です。一生懸命にメモを取っているのは、A子さんが「語り継がれていかなければならない」とおっしゃた一言の為です。議員としてできることはA子さんがおっしゃたことを、当ブログで皆様に読んでいただくことしかできません。

3月11日、

空気が冷たかった。午前2時40分 海のドカーンと響く音と共に揺れ始めた。電気が切れた。A子さんは玄関の柱に捕まっていた。台所のものが落ちてくる。しばらくするとすぐに余震がくる。家の瓦が落ちてくる。家の周囲の塀が倒れる。ビール瓶、コーラが冷蔵庫から全部出ていた。

海がひけたら逃げる覚悟をした。

消防団がやってきて「早く逃げろ!」の声が聞こえてきた。その時の空は鉛色であった。あたりは暗くて寒い。大勢の方が各々の方向に懸命に逃げたが、命を落とされた。

A子さんは、波を避けるため松の木に登っていた。夫もすぐ近くで木に捕まっていた。そして夫は下へ落ちていった。「A子!」「とうちゃん!」その後、夫からの返事はなかった。

A子さんは西のどん詰まりまで流されて、がれき、畳の中にいた。消防団が来てくれた。相馬公立病院へ搬送してくれた。

自衛隊が夫の遺体を見つけてくれた。

東日本大震災を終わりにはせず、語り継ぐ、語り部でやることにした。

自分の命は自分で守ってほしい。落ち着いて周囲に一声をかけて、逃げる。

A子さんは東京でご自身の体験を話され、復興大臣賞を受賞された。

また、福島県で遺族を代表して、「天国からA子がんばれ」をお話しされている。

語り継がなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海岸の高台に松の木が、その上の方まで波がきたそうです。

 

 

 

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